我が謝じゃ幸こう地ち内うち間ま棚たな原ばる嘉か手で苅かる呉ご屋や小お那な覇は津つ花はな波は小こ橋ばし川がわ小こ波は津つ行おこなわれているのですか。」受うけついできた綱つな引ひき町ちょう役やく場ばの人ひとの話はなし西にし原はら町ちょうでは,我が謝じゃをはじめ,幸こう地ちや小お那な覇はなどで行おこなわれています。地ち域いきを2つに分わけ,2回かい,綱つなを引ひき合あいます。2つのうちのどこが最さい初しょに勝かつかで,五ご穀こく豊ほう穣じょうと子し孫そん繁はん栄えいをうらないます。沖おき縄なわ県けん内ないでは,多おおくの地ち域いきで綱つな引ひきが行おこなわれていますが,古ふるいものでは,400年ねん以い上じょう前まえから行おきなわれていると伝つたえられているものもあり,西にし原はら町ちょう我が謝じゃの綱つな引ひきは最もっとも古ふるくから行おきなわれているものとして伝つたえられています(450年ねん以い上じょう前まえ)。戦せん争そうでとだえてしまいましたが,昔むかしから受うけついできた行ぎょう事じを「続つづけたい」,「残のこしたい」という気き持もちで,多おおくの地ち域いきで,再ふたたび行おこなわれるようになりました。西にし原はら町ちょうで受うけついできた綱つな引ひきはどのようなものだろう。 ■ア 綱つな引ひき ■イ 綱つな引ひきの行おこなわれている地ち域いきかんじと間い・五ご穀こく豊ほう穣じょうかいせつ農のう作さく物もつが豊ゆたかに実みのること・子し孫そん繁はん栄えいかいせつ家か族ぞくがいつまでもさかえていくこと「綱つな引ひきはどこで,どんなふうに226この時の問さくらさんたちは,西にし原はら町ちょうで,さかんに行おこなわれている綱つな引ひきについてきいてみました。
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