わたしたちの西原町(3年・4年合冊版)
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琉りゅう球きゅうかすりの里さとをたずねて「シャラーン トントン…」かすりの道みちを歩あるいていると,高たか機はたの音おとが聞きこえてきます。ゆうまさんたちはその建たて物ものの中なかへ入はいってみました。琉りゅう球きゅうかすりは,どのようにして作つくられてきたのだろう。 ■イ 琉りゅう球きゅうかすり ■ア 高たか機はた「かすり」とは,そのぬののもようが,かすんでいるじょうたいを表ひょうげんしています。琉りゅう球きゅうかすりの大おおきな特とくちょうは,およそ600種しゅという多おおくの図ずがらにあります。すずしさをさそう図ずがらは,昔むかしから伝つたわるもので,職しょく人にんたちが現げん代だいの感かん覚かくを取とり入いれて作つくりあげます。この図ずがらをもとに,糸いとをそめあげるとき,少すこしずつ束たばねた糸いとを,もようの部ぶ分ぶんを1ヵ所しょずつそめあげていくという大たい変へん手て間まのかかる方ほう法ほうで,どく特とくのかすりもようをつくります。おる前まえに「もようをそめる」ことが,かすりおりの特とくちょうでもあります。かんじと間い250この時の問・かすりかいせつ「ふくざつに組くみ立たてられた木きがたくさんあるね。」「布ぬのをおっているんだね。いろんなもようがあるね。」「きれいな色いろだね。わたしたちもおってみたいね。」「かすりって,どうやって作つくるんだろうね。」わたしたちは,琉りゅう球きゅうかすりについて,くわしく調しらべることにしました。

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