琉りゅう球きゅうかすり事じ業ぎょう協きょう同どう組くみ合あい理り事じさんの話はなしわたしは,戦せん後ご,琉りゅう球きゅうかすりの復ふっこうと共ともに生うまれ,はたおりの音おと,あいぞめのにおいを感かんじながら育そだちました。小しょう学がく生せいのころから家か業ぎょうの手て伝つだいをしていくうちに,自し然ぜんとこの仕し糸いとをつむいでそめ,布ぬのになるまでには,たいへんな時じ間かんと日にっ数すうがかかり事ごとをやるようになりました。最さい近きんは,着き物ものを着きる人ひとも少すくないので琉りゅう球きゅうかすりを使つかった洋よう服ふくのデザインを考かんがえたり,ネクタイやバッグなど,新あたらしい製せい品ひん作づくりにいっしょうけんめい取とり組くんでいます。①いしょうせっ計けい かすりの図ず案あんをつくります。⑤せいしょくかすりがらを合あわせながらおります。何なん度どもふくざつな作さ業ぎょうがくりかえされます。②かすりくくりあらかじめ種たね糸いとを作つくり,それにしたがって手てでかすりくくりをします。少すこしでもまちがえると思おもい通どおりのもようはできません。④そうこうがけまき終おえたたて糸いとを左ひだりがわから順じゅんじょよくすくい,割わり竹たけを使つかってそうこうがけをします。③せん色しょくフクギやりゅうきゅうあいなどの木きのえだや皮かわをにつめ,液えきをつくり,糸いとをそめます。251かすりができるまでます。手て順じゅんをまちがえないようにていねいにおり上あげます。美うつくしい琉りゅう球きゅうかすりをめざし,今いまでも新あたらしいもようを考かんがえるよう努ど力りょくしています。
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